CBDの摂取方法4つを徹底解説!効果の発現時間・持続時間の違いを紹介

CBDの摂取方法4つを徹底解説!効果の発現時間・持続時間の違いを紹介

CBDの摂取方法はいろいろありますが、主に「吸入摂取」「経口摂取」「舌下摂取」「経皮摂取」の4つがあります。

摂取方法の違いによって、効果発現までの時間、効果持続時間、体内での分布、吸収率が異なり、それぞれの摂取方法がどのように働くかを理解しておくことで、CBD製品の効果を最大限に引き出せます。

そこでこの記事では、CBDの4つの摂取方法を、それぞれの特徴やメリット・デメリットと合わせて、どのような人におすすめなのかも紹介していきます。

CBDの摂取前に知っておくべきポイント

CBDを摂取するための方法は一つではありません。摂取方法の違いによって、効果の出方には大きな違いが現れます。摂取の経路が異なることで、CBDはあなたの体内に違った形で吸収されていき、効率の良さや代謝の度合いに差が生まれるからです。

それぞれの摂取方法がどのように働くかを理解することは、CBD製品の効果を最大限に引き出せるだけでなく、あなたの特定のニーズにもっとも適したCBDの使い方を見つけることにも繋がっていくでしょう。

CBDが身体に様々な薬理効果をもたらすのは、私たちの身体の中にカンナビノイドを取り込むことに特化した受容体が備わっているからです。これらの受容体はCB1・CB2と呼ばれ、人間の身体にもっとも多く存在する受容体で、他のどんな受容体システムよりもその数が多いことが分かっています。

全身にある受容体に効率よく多くのCBDを行き渡らせる方法を選ぶことで、摂取したCBDを無駄なく有効に活用できます。

CBDの摂取方法によって、以下4つの違いが生まれます。

効果発現までの時間

CBDの摂取方法によって「摂取をしてからCBDの効果が発現するまでにかかる時間」に差が出ます。体外から取り込まれた物質は、血循環にのって全身へ運ばれることで作用していきます。

摂取方法が異なると、成分が血中に取り込まれるまでにかかる時間も異なるので、結果として効果が出るまでの時間に差が生まれます。

効果持続時間

効果が発現してから、「どのくらいの時間効果が持続するか」という点も、CBDの摂取方法によって違いが生まれます。摂取後、早い段階で効果のピークを迎える持続時間が短いものや、緩やかに長い時間作用し続けるものがあります。

体内での分布

「身体のどの部分にCBDが強く作用するか」というのが、この体内での分布にあたります。

CBDを摂取する理由は人それぞれ異なります。自分が作用してほしいと思う箇所に適した摂取方法を選んでいかなければ、せっかくのCBDも上手く効果を発揮できないということになりかねません。

バイオアベイラビリティ

バイオアベイラビリティとは生物学的利用能のことを意味しており、「吸収率」のことです。摂取したCBDに対して、実際にあなたの身体が使うことのできるCBDの量を%で表したものです。

同じ量(㎎)のCBDを摂取したからといって、身体に作用できる量も同じということではなく、バイオアベイラビリティが高い摂取方法もあれば低い摂取方法もあります。

このバイオアベイラビリティは、その日の体調や身体の代謝能力など様々な要因で微妙に変化します。食事によってCBDのバイオアベイラビリティを高めることができるということも分かってきました。

カンナビノイドは、脂溶性化合物なので、体内に十分な飽和脂肪酸があるとカンナビノイドのバイオアベイラビリティが高まるという研究結果があります。乳製品・卵・肉・アボカドなどを、日頃から摂取することを心がけると良いでしょう。

人それぞれ身体のコンディションに差がありますので、バイオアベイラビリティの値は一定ではなく、○%~○%と数値に幅が設けられています。

参考:公益社団法人 日本薬学会 | バイオアベイラビリティ
参考:大和薬品株式会社 | 機能性食品におけるバイオアベイラビリティと吸収の重要性

CBDの摂取方法

CBDの摂取方法はいろいろありますが、主に「吸入摂取」「経口摂取」「舌下摂取」「経皮摂取」の4つがあります。

それぞれの特徴やメリット・デメリットと合わせて、どのような人におすすめなのかも紹介していきますので、参考にしてみてください。

(CBDの適正量には個人差がありますが、成人の平均適量は中用量で1日30㎎~50㎎と言われています。今回はこの数値を踏まえて、「30㎎のCBDを摂取したとき」という条件で「何㎎のCBDを体内で活用できるのか」バイオアベイラビリティを計算・比較しています。)

吸入摂取

効果発現までの時間 2分~15分
効果持続時間 2時間~4時間
体内での分布 脳から全身へ
バイオアベイラビリティ 17%~44%(平均35%前後)
CBD30㎎を吸入摂取した場合
17%:5.1㎎
30%:9㎎
44%:13.2㎎

CBDが含まれるリキッドやワックスを熱することで発生する煙を吸入し、体内にCBDを取り込んでいく方法です。

肺から吸収された成分は、直接血中に取り込まれた後心臓を通り、まず脳に向かって送られていきます。そのため、効果発現までの時間が最短で2分程度と非常に短いのが吸入摂取の特徴です。

CBDが取り込まれた血液は、脳を通ったあとは身体全体にほぼ等しく分布していきます。摂取したCBDが一気に血中に届き全身を巡っていくので、効果のピークは効き始め30分と考えられていて、その後は全身の受容体に作用しながら少しずつ代謝されて効果は消えていきます。

4つの摂取方法の中でもっとも効果発現までの時間が短いので、急性の痛みや不安感などを改善するために、CBDを摂取するという方には非常に有益な方法です。また、喫煙による気分転換や煙草の禁煙を目的とする方からも人気の摂取方法となっています。

透過性のある肺から吸収され、代謝や分解の影響を受けない吸入摂取は、もっともバイオアベイラビリティが高い摂取方法の一つです。平均して35%以上が吸収されるので、他の摂取方法で上手く効果が実感できなかった人は吸入を試す価値ありです。

製品としては、ベーピング用のCBDリキッドやCBDワックスなどがあります。いずれも専用のヴェポライザーで熱された製品の煙を吸入するのですが、肺に一定の負担がかかるというデメリットがあります。CBD抽出時の溶剤や製造工程で使われる溶剤・添加物などによっては、熱されることで発がん性物質となることもあるので注意しましょう。

経口摂取(エディブル)

効果発現までの時間 1時間~2時間
効果持続時間 6時間~8時間
体内での分布 腸・全身
バイオアベイラビリティ 6%~15%
CBD30㎎を吸入摂取した場合
6%:1.8㎎
15%:4.5㎎

CBDを含んだ食品(エディブル)を食べることで、成分を身体に取り込んでいく方法です。口から取り込まれた製品は胃で分解されたあと、腸から吸収されて肝臓に送られていきます。肝臓を通って代謝されたのちに血中に取り込まれて全身に均等に作用していくという流れです。

効果発現までの時間は、胃に他の食べ物があるかどうかによっても変わってきます。空腹時に摂取した場合は60分前後で作用し始めますが、それ以外の状態では作用までに2時間程度かかることもあるでしょう。

実際には肝臓に取り込まれて全身を巡る前に、腸内のカンナビノイド受容体に作用するので、効果発現までの時間はもう少し早いのですが、全身に効果を実感するまでという観点でいうとやはり1~2時間はかかってしまいます。

CBDが含まれている食品だけでなく、CBDオイルやパウダーを自分の好きな料理に混ぜて摂取することも経口摂取に含まれます。普段の生活の中で気軽で続けやすいというメリットがあるものの、バイオアベイラビリティが低くなってしまうというデメリットがあります。

これは摂取してから最初に到着する胃で、胃酸によって多くのカンナビノイドが破壊されることにあります。また、肝臓を通ることで代謝酵素より分解されることで身体に作用することができなくなってしまうからです。

効果発現までの時間は遅いですが、その分ゆっくりと腸から成分が吸収されて作用していくので、効果の持続時間が長いのが特徴です。ゆっくりと長く効果を実感したい方には経口摂取がおすすめです。また炎症性腸炎や過敏性胃腸炎の方は、直接患部にCBDを作用させることができるので非常に効果的です。

経口摂取(舌下摂取)

効果発現までの時間 15分~30分
効果持続時間 2時間~4時間
体内での分布 全身
バイオアベイラビリティ 6%~20%
CBD30㎎を吸入摂取した場合
6%:1.8㎎
20%:6㎎

口腔内(主に舌下)にCBDを投与して飲みこまずにそのまま留めることで、舌下粘膜から吸収を行い、そのまま循環血流に成分を取り込むという方法です。

口腔内の粘膜は、身体の中でも上皮が薄く、粘膜の下に豊富に血管が存在しているという特徴があります。そのため、腸管に次ぐ吸収の速さがあるとされており、その特徴を生かした舌下薬も複数開発されています。そのため、効果発現までの時間は30分以下と短く、比較的早くから全身への効果を実感することができるでしょう。

血中に取り込まれたCBDは、全身で均等に作用することができます。体内にあるカンナビノイド受容体に取り込まれて作用していき、効果発現後1時間程度でピークを迎え、徐々に効果が消えていきます。

胃や腸を通っていく方法よりも消化管を経由することなくCBDを血中に取り込むことができるのでバイオアベイラビリティが高まりますが、実際には圧倒的な差とまでは言いにくい程度の差に留まります。これは、唾液が常に生みだされている口腔内では粘膜から摂取できる成分の量というのが限られている為であり、吸収されずに飲みこまれた分は経口摂取と同じルートを辿っていくからです。

オイルやスプレータイプの製品や、グミ・キャンディーといったエディブル製品が舌下摂取に適しています。吸入摂取に抵抗がある方や気軽にCBDを摂取したいという方の多くが経口摂取を選びますが、同じ製品を経口摂取するのであれば舌下摂取を試してみるのもよいでしょう。効果の持続時間こそ短くなりますが、効果発現までの時間・バイオアベイラビリティ共に経口摂取よりもよい数値が出ます。

経皮接種

効果発現までの時間 15分~30分
効果持続時間 2時間~4時間
体内での分布 局所的
バイオアベイラビリティ

CBDが含まれたオイルやクリーム・軟膏といった製品を、患部に直接塗布する方法です。皮膚や関節の痛みや炎症がある箇所に成分を直接届けることができるので、効果を実感しやすいというメリットがあります。

皮膚にはCB1受容体とCB2受容体が多数存在しています。そのため、CBDは様々な皮膚疾患の治療に有望であると期待されているのです。患部に塗られたCBDは、受容体に作用し局所的に効果を発揮します。

軟膏やクリームなどの油性の高いものは皮膚の内側まで吸収されにくいので、局所的な効果に留まります。血中に成分が取り込まれて作用していくというルートを辿るわけではありませんので、バイオアベイラビリティという概念は適用されませんが、塗布された量の最大50%が細胞に吸収されて局所的に効果を発揮することが分かっています。

塗布してから数十分で効果が発現し、2時間~4時間かけてじんわりと作用していきます。塗布する量を増減させることで、効果の度合いを容易に調整することができることや、全身に作用しないという点が安心して使うことに繋がっているという意見もあります。局所薬としてCBDの効果を得たいという方は、この経皮接種がおすすめです。

またあまり多くはありませんが、パッチタイプのCBD製品というのもあります。医療用の大麻が認められている国では、ジェルや軟膏よりも経皮吸収パッチが主流になりつつある地域もあります。手首や足首の内側といった、静脈のある部位に貼ってパッチに含まれる成分が真皮を通して血中に届かせるという製品です。

こちらは体内に吸収されやすい様につくられていて、パッチに含まれるCBDが表皮の間や毛穴・感染などを通って、毛細血管に届けられて全身に作用するという仕組みで、クリームなどの局所摂取とは作用の仕方が全く異なります。

24時間以上に渡って効果を持続させることができる製品もあるなど注目が高まっています。パッチ製品のほとんどは医療大麻制度の枠組み内で販売・流通していて、多くの製品が日本では禁止されているTHCを含んでいます。CBDアイソレートを使用したパッチ製品というのもありますが、効果の有無について明確な試験データが確認できていないなど課題が山積です。

まとめ

CBDの摂取方法の違いによって、効き方には大きな違いが生まれます。良いCBD製品と巡り合えても、有効的に使ってあげなければせっかくのCBDが活用されないままになってしまいます。

まずは自分がCBDをどのような目的で摂取し、CBDにどのような効果を期待するのかを考えていきましょう。そして、それに合わせた摂取方法と適切な製品を選んでいくことで、自分に最適なCBDの摂取を行うことが可能となります。

様々な薬理効果があるからこそ、一人一人CBDを摂取する目的が違います。自分にあった摂取方法とそれにあわせた製品選びで、上手にCBDを活用していきましょう。

参考文献
書籍:Healing with CBD 著:Eileen Konieczny
書籍:Cannabis Pharmacy 著:Michael Backes
学術情報:MSD manuals https://www.msdmanuals.com/professional
学術情報:Diology dictionary https://biologydictionary.net/bioavailability/

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