Chill Out(チルアウト)は効果なし?CBDドリンクって嘘?評判が本当なのか飲んでみた

Chill Out(チルアウト)は効果なし?CBDドリンクって嘘?評判が本当なのか飲んでみた

テレビCMや芸能人のYouTubeチャンネルで紹介されたことなどでも話題のリラクゼーションドリンクCHILL OUT(チルアウト)

コンビニやネット通販で購入できるCHILL OUTですが、

  • エナジードリンクと何が違うのか?
  • 味は美味しいのか?
  • チル感はあるのか?

など知りたい人も多いはず。

そこで今回は、CHILL OUT(チルアウト)を実際に飲んだレビューも交えて、その魅力や率直な感想を紹介していきます!

また、複数の口コミ評判から分かったこともまとめているので、ぜひ参考にしてください。

リラクゼーションドリンク CHILL OUT(チルアウト)とは

CHILL OUTはリラクゼーションドリンクです。元気を出したいときに飲むエナジードリンクとは対照的に、リラックス効果を得たいときに飲む栄養ドリンクのようなイメージです。

chill out(チルアウトとは)
主に米国の俗語として

  • 落ち着く
  • ゆっくりする
  • まったりする
  • のんびりする

といった意味で使われる言葉

商品名の意味の通り、リラックスしたいとき・イライラを鎮めて心を穏やかにしたいとき・スムーズな入眠をしたいときなど、心と身体をストレスから解き放ちchill out状態にするために有効とされる成分が配合されたドリンクです。

CBD配合のドリンクではない
大麻由来の健康成分として注目されているCBDなどのカンナビノイドは配合されていません。

CBD配合の商品は、以下の記事で詳しく紹介しています。

AIが導きだした味

CHILL OUTの味は、メーカーが独自で開発したAI(人工知能)技術により導き出されたものです。

人間がどのような香りや味にリラックス感を得るのかをAIが科学的に分析することによって、リラクゼーションをサポートするための独自のフレーバーが開発されました。

柑橘系のフルーツやハーブをベースに、清涼感のあるクールダウンフレーバーをプラスした、今までにない爽やかな味わいが特徴です。

成分でのリラックス効果だけでなく、ドリンクの味や香りからもリラクゼーションができるようにと考えられています。

成分を分析

CHILL OUTの原材料は、以下の通りです。

原材料名
果糖ぶどう糖液糖、ぶどう果汁、オレンジ果汁、ヘンプシードエキス、ギャバ、ホップエキス、炭酸、酸味料、テアニン、香料、ビタミンC

185㎖缶1本あたり、20㎎のGAVAと70㎎のテアニン含有。

この中で、リラクゼーション効果があるということで配合されているのは、

  • ギャバ
  • テアニン
  • ヘンプシードエキス
  • ホップエキス

の4成分です。

それぞれの体内での働きや、その効果について詳しく見ていきましょう。

GABA(ギャバ)

GAVAは、Gamma-Amino Butyric Acidの略で、野菜や果物に多く含まれているアミノ酸の一種です。CHILL OUTには、植物由来・乳酸菌由来の2種類のGAVAが配合されています。

人間はリラックス中にα波という脳波を出していますが、GAVAを摂取することでも脳内のα波の増加が認められています。これにより緊張やストレスなどをやわらげて、脳の興奮を鎮める働きがあると考えられています。

また、ドーパミンなど興奮系の神経伝達物質の過剰分泌を抑える効果もあるため、心身共をリラックスした状態にすることが可能です。

ギャバ(GABA)の効能と有効摂取量に関する文献的考察

GABA 食品の経口摂取による効果については,不定愁訴,抑うつ,眠れない,イライラ,倦怠感などの自律神経調節不良などが改善されることが認められている。また,健康な人に GABA 製品を摂取させて脳波測定すると,α波が上昇してβ波が低下し,癒し効果があることも報告されている
参考: ギャバ(GABA)の効能と有効摂取量に関する文献的考察

L-テアニン

L-テアニンとは茶葉に多く見られるアミノ酸で、緑茶にも紅茶にも含まれています。国内では睡眠系サプリに配合されることが多く、ドラックストアなどで気軽に購できます。

β波(興奮状態時に出現する脳波)が、L-テアニンにより抑制されることで、眠気を引き起こさずにリラックスさせることができます。

国内の機能性表示食品制度において、「起床時の疲労感や眠気を軽減する」という効果の機能性関与成分として認可されているほどです。

Glico 睡眠の質を向上させる機能性成分テアニン(L-テアニン)の効果とは?

テアニンを摂取した群では寝つきや中途覚醒の改善、よく寝た感覚など、睡眠の質が向上している傾向がみられました。
また、テアニンによって睡眠中の目覚めが少なくなったことも、この睡眠の質向上における自覚効果と関係していると考えられます。日々の睡眠の質を高め、翌日に疲労感なく仕事・スポーツに打ち込むには、テアニンはうってつけの素材ではないでしょうか。
参考: 江崎グリコ株式会社 | 睡眠の質を向上させる機能性成分テアニン(L-テアニン)の効果とは?

ヘンプシード抽出物

ヘンプとは、精神作用を引き起こす成分がほとんど含まれていない産業用の大麻のことを意味します。そのヘンプの種から抽出された成分が、このCHILL OUTには含まれています。

麻の実とも呼ばれるヘンプシードは、非常に栄養化が高く、タンパク質・食物繊維・9種類の必須アミノ酸すべてを含んでいる優秀な食品です。また高い抗酸化作用が特徴で、抗酸化作用による疲労回復効果が期待できます。

大麻由来の健康成分として注目されているCBDなどのカンナビノイドは、大麻の樹脂に含まれる成分ですので、ヘンプシードには含まれていませんので注意しましょう。

ホップ抽出物

ホップとは、和名ではセイヨウカラハナソウとも呼ばれるもので、一般的にはビールの原料として知られています。

ハーブの世界では、ホップが安眠効果を持つことは非常に有名で、リラックス効果や生活習慣病の予防などの目的で薬用ハーブとしても使われています。

ホップに含まれる有効成分である「フムロン」は、脳内の中枢神経に働きかけて、緊張を緩和するために働きます。
参考資料:ビール酒造組合 | ホップの効果

脳神経科学に基づく効果検証の研究

CHILL OUTを用いて、九州大学医学部発ベンチャーの株式会社Universal Mindとともに脳神経科学によるリラクゼーションドリンクの効果検証の共同研究が行われました。

UMの持つ脳MRIデータの解析技術を用いることによって、CHILL OUTを飲んだ人の脳の活動データを解析し、飲む前と飲んだ後で脳にどのような効果が与えているか専門家による最新の脳神経科学の観点からの研究です。

PR TIMES 「CHILL OUT(チルアウト)」が脳に与える影響

「CHILL OUT」を飲むことにより、脳の領域間のコネクションが部分的に増加し、脳が多くの物事に目を向けられるリラックスした状態に移行したと考えられる結果が得られました。また、別領域間の脳内のコネクションの変化も見られ、「CHILL OUT」を飲用することで飲用前に比べて心理状態がポジティブなものに変化している可能性も示唆されました。
参考: PR TIMES 「CHILL OUT(チルアウト)」が脳に与える影響

飲用前後に、fMRIという医療機器を使用して測定を行った結果、CHILL OUTの飲用後、脳活動は緊張が緩和し飲用者がリラックスしている状態へと変化したことを示唆する画像が検知されました。

脳の領域間のコネクションが部分的に増加しており、心理状態がポジティブなものに変化している可能性も示唆されるなど、CHILL OUTを飲むことで身体がリラックス状態になることが科学的に証明されたのです。

CHILL OUT(チルアウト)を飲んでみたレビュー

話題のCHILL OUTですが、コンビニやネット通販で購入できるようですが、お店によっては品切れになっているところもあるようです。

そんな中、偶然自動販売機で売られている所に遭遇したので、迷わず購入してみました。

飲んでみた感想
  • ゴクゴクと飲める美味しさ
  • 気分が穏やかに晴れる感じ
  • 眠気やぼーっとする感じのチル感はない

【味・飲みやすさ】ペパーミントのような爽やかさで、炭酸が強くなく飲みやすい

味はフルーツソーダを飲んでいるような感じで、エナジードリンクのようなケミカルな風味はあまり感じられません。

後味で少しペパーミントのような爽やかさが追いかけてくる感じです。

炭酸がそこまで強くないので、ごくごくと飲めてしまいました。甘さも一般的な栄養ドリンクよりも控えめで、とても飲みやすかったです。

【チル感】飲んだ直後は変化を感じないが、しばらくすると頭がふわっとするような感覚になり気分転換できた

肝心のリラックス感ですが、飲んだ直後は変化を感じることはありませんでした。爽やかなジュースを飲んだなぁという感じで、頭がボーッとすることも急な眠気が襲ってくることもありません。

ただ、飲み終わってしばらくしてから頭が少しふわっとするような感覚になり、頭の中のモヤモヤや疲れて気分が滅入っていたのが楽になる感じがしました。

就寝前に飲んだので、そのまま普段通り眠りにつきました。急激な眠気がくることもなく、自然な感じで眠ったのですが、翌日はとてもスッキリと起きることができました。

【コスパ】疲労回復系の栄養ドリンクと同じ価格帯

様々なジャンルの飲み物と値段を比較してみました。

名称 内容量 価格(コンビニを参考)
CHILL OUT 125㎖ 200円
レッドブル 250㎖ 190円
アサヒスーパードライ 350㎖ 200円
アリナミンR off 50㎖ 220円
リポビタンフィール 100㎖ 127円

エナジードリンクやビールと比較すると、内容量が少ない割に同じくらいの価格なのでコスパが悪いように感じます。

しかし、寝る前に飲む疲労回復系の栄養ドリンクと比較すると、CHILL OUTの値段が高いということではないことが分かります。

普通の飲料として考えれば高いと感じますが、これだけの有効成分が入っているのであれば妥当な値段のように思えます。

CHILL OUT(チルアウト)の口コミ評判

CHILL OUT(チルアウト)を飲んだ人の口コミ評判をSNSで調べてみました。複数の口コミ評判から分かったこともまとめているので参考にしてください。

 

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口コミ評判から分かったこと

  • 目覚めが良くなる
  • 美味しい
  • 頭がふわっとする
  • 気分が落ち着く

値段や購入難易度に関する低評価のレビューはあったものの、効果や味については総じて高く評価されているという印象をうけました。

普段からCBDなどでチル感を味わっている人なのかどうかは定かではありませんが、適度なリラックス感を多くの人が感じているという口コミが目立ちます。

まとめ

SNSではかなり話題となっており、中には「大麻由来エキスが入っているからチル感がヤバイ」という口コミも見ていたので、CBDが含まれていると勝手に思い込んでいました。

大麻によるチル感を期待していた分、カンナビノイド含まれていないことは残念でしたが、味は爽やかで甘すぎず美味しく、良い気分転換になりました。

肝心のチル度合いについては、CBDリキッドと比べると低めの印象でしたが、気分が穏やかになったり心が落ち着く感覚はありました。成分的にはかなり優秀なので、翌日頭がスッキリしていたのはやはりCHILL OUTの効果なのかもしれません。

CBD製品との併用や、お酒を割るときの炭酸の代わりにしても楽しめそうですね!

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